犬の毛の色はいろいろあるんですが、意外と白(ホワイト)の毛色は多くなかったりします。
ということで!「白い毛」を持つ犬種を調べられるだけ調べてまとめてみました!
「白い犬を飼いたい!」と探している方、ぜひ参考にしてみてください。
先に言っておきますが、この記事の最後では日本スピッツをおすすめしますからね。
なぜならこのサイトは日本スピッツのサイトだから!スピッツをひいきします!(どーん)
ではいってみましょう♪
白だけの犬種
まずは「毛色が白色のみ(=他の被毛カラーがない)」の犬種をご紹介します。
日本スピッツ
– Japanese Spitz
真っ白でふわふわな長毛とアーモンド型のクリクリな目が魅力の小型犬。三角と耳と尖ったマズルが「Spitz(尖っている)」の由来とも言われています。
活発で遊び好きの子が多く、賢い犬種なのでしつけもしやすいです。「キャンキャン吠えてうるさい犬」という印象がある方も多いようですが、近年は穏やかで無駄吠えの少ない犬種になってきています。
毛色:純白。
サイズ:小型犬
サモエド
– Samoyed
大きな身体にふわふわもふもふの白い毛のシロクマみたいな大型犬。「サモエドスマイル」と呼ばれる独特の笑顔が人気です。
温和でとてもフレンドリーな性格で、甘えたがりの子も多く、大きな体ですり寄って来ます。
毛色:ピュア・ホワイトかクリーム、或いはホワイトにビスケットが入っている。
サイズ:大型犬
ビション・フリーゼ
– Bichon Frise
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真っ白でクルックルの巻毛の小型犬。アフロヘアのようなまあるいカットがトレードマークです。
陽気で活発、人にも犬にもフレンドリーな性格といわれ、「真のコンパニオンドッグ」と呼ばれることもあります。
毛色:純白である。
サイズ:小型犬
マルチーズ
– Maltese
マルタ共和国が原産の小型犬。白い被毛が地面まで届くフルコート(ロングヘアー)がJKCのスタンダートにはなっていますが、一般的に飼われているマルチーズちゃんは短くカットされている子が多い印象です。
愛玩犬らしく従順で温厚な性格ですが、ときに大胆な行動を取ることもあるみたいです。
毛色:純白が望ましい。淡いタン、あるいはレモン色は許されるが望ましくない。
サイズ:小型犬
ボロニーズ
– Bolognese
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全身がピュアホワイトの長くカールした被毛に覆われた小型犬。パスタの「ボロネーゼ」と同じ語源で、イタリアのボローニャ地方の原産です。
ビションフリーゼやマルチーズなどのビション系犬種と近い血統種です。
明るく素直で懐きやすい、飼いやすい犬種といわれています。
毛色:ピュア・ホワイトで、斑もホワイトのシェードも全くない。
サイズ:小型犬
ウェスト・ハイランド・ホワイトテリア
– West Highland White Terrier
白くても剛毛なダブルコートのイギリス原産犬種で、愛称は「ウェスティ」。
もともと狩猟犬のため、身体は小さくても力強くて筋肉質な体躯をしています。
陽気で遊び好きな性格ですが、勇敢で負けず嫌いな典型的テリア気質でもあり、気に入らないことには毅然と対応する場面もあるようです。一方で「個体差が非常に激しい」という意見も。
毛色:ホワイトである。
サイズ:小型犬
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ
– White Swiss Shepherd Dog
スイス原産のジャーマン・シェパード・ドッグの白色種。一般的に「シェパード」と呼ばれる「ジャーマン・シェパード・ドッグ」よりもやや大柄のことが多いようです。
飼い主の指示を先読みして行動できるほど賢い犬種で、オーストリアではペットよりも災害救助犬等として活躍しているそうです。
毛色:ホワイト。
サイズ:大型犬
クーバース
– Kuvasz
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グレート・ピレニーズにも似た白毛の大型犬種。被毛はダブルコートで、厚く短い巻毛で覆われています。
トルコ語の「貴族の守護者」が名前の由来とされ、もともとは遊牧民の家畜を守るために飼われていたそうです。
勇敢で恐れ知らず、高い忠誠心を持つので番犬にうってつけな犬種です。
毛色:ホワイト。アイボリーは許容される。
サイズ:大型犬
マレンマ・シープドッグ
– Maremma Sheepdog
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こちらもグレート・ピレニーズに似た大型犬種。珍しい犬種で、短く硬めの白い被毛に覆われています。
もともとは家畜や土地を守る牧羊犬だったので、飼い主に忠実で番犬的性質を持ちます。基本的には穏やかで優しい性格です。
毛色:ホワイトの単色である。アイボリーのシェードか、淡いオレンジ、レモンは一定の制限内でのみ許容される。
サイズ:大型犬
ドゴ・アルヘンティーノ
– Dogo Argentino
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アルゼンチン原産の大型犬種。短い白毛が密集して生えています。
陽気で素直、フレンドリーな性格ではありますが、闘犬として生み出され、狩猟犬として活躍する犬種なので、飼育には注意が必要です。
毛色:完全なホワイト。
サイズ:大型犬
白い毛色もある犬種
お次は、純白犬種ではない(=いろんな被毛カラーがある)けれど、白もいる犬種です。
プードル
– Poodle
人気犬種No.1のトイプードルを含むプードル族。トイプードルはブラウン系の子が多い印象ですが、スタンダードプードルはやっぱり白くてふわふわのイメージですね。
賢く従順で活動的。巻毛のシングルコートで毛が抜けにくいのも人気の理由です。
毛色:きれいな一色毛であることを理想とし、ブラック、ホワイト、ブルー、グレー、ブラウン、アプリコット、クリーム、シルバー、シルバー・ベージュ、レッドなどがあり、同色内の濃淡がある。
サイズ:小型犬〜大型犬
柴犬
– Shiba
いわずと知れた日本の代表犬種「柴犬」。白の被毛は全体の1割程度の珍しいカラーで、「白柴」とも呼ばれて人気も高いのですが、実はJKCでは「白」はスタンダードとして認めていません。(なぜ?)
優秀な猟犬としての経緯があるので自立心・服従心・忠実さは高く、番犬にも向きます。
毛色:赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻。上記毛色は全て「裏白」でなければならない。
サイズ:小型犬
ポメラニアン
– Pomeranian
スピッツ系犬種で飼育頭数トップのポメラニアン。いろいろな被毛カラーがありますが、ホワイトの子も。
白のポメラニアンと日本スピッツは、飼い主じゃないと見分けがつかないかも。
毛吹きが良くふわふわもふもふな子が多いですね。
活発で遊び好き。たまに気の強い子や繊細な子もいるようです。
毛色:ブラック、ブラウン、チョコレート、レッド、オレンジ、クリーム、オレンジ・セーブル、ウルフ・セーブル、ビーバー、ブルー、ホワイト、パーティ・カラー、ブラック・タンなどである。
サイズ:小型犬
ペキニーズ
– Pekingese
中国原産の小型犬。あらゆる毛色が認められるようで、白も含まれます。
全身を覆う長毛でボリューム感のある見た目をしています。
独立心が旺盛で飼い主に依存することがないため、「猫のような性格の犬」といわれることもあるようです。
毛色:あらゆる色とマーキングが許容され、同じ評価とされる。ただし、アルビノとレバーは除く。
サイズ:小型犬
北海道犬
– Hokkaido
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ソフトバンクの「お父さん犬(白戸次郎)」としておなじみに北海道犬。別名「アイヌ犬」とも。
聴覚と嗅覚にすぐれ警戒心に富む一方で、大胆にも行動します。
毛色:胡麻(先端の黒いレッドフォーンの毛)、虎、赤、黒、黒褐色、白。
サイズ:中型犬
紀州犬
– Kishu
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日本犬では柴犬に次いで飼育頭数の多い紀州犬。ほとんどが白の被毛で、赤や胡麻色も認められています。
イノシシ狩りの狩猟犬としての役割を担ってきたので勇猛さはありますが、忠実で従順な性質のため番犬には適しています。
毛色:白、赤、胡麻。
サイズ:中型犬
秋田犬
– Akita
忠犬ハチ公のエピソードで有名な秋田犬。白犬だと「ブサカワ」で人気になった「わさお」くんがいますね。
マタギ犬が祖先で大型でがっしりした体格をしています。飼い主に忠実で番犬適正は高いです。
毛色:赤、虎、白、胡麻。白以外の毛色は「裏白」でなければらない。
サイズ:大型犬
グレートピレニーズ
– Great Pyrenees
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白色が基本色の大型犬。ダブルコートの厚い毛に覆われています。
家畜を守る護衛犬として働いてきた歴史があるので、防衛能力と群れに対する意識が高く、番犬に向きます。
白。あるいはグレー(アナグマの毛色)、薄いイエロー、ウルフカラー、オレンジ色の斑が頭部、耳、尾の付け根にある白。
サイズ:大型犬
ボルゾイ
– Borzoi
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細くシュッとした流線型のボディにたれ耳の長毛が美しいロシア原産の大型犬。
「ボルゾイ」はロシア語で「俊敏」という意味で、その名の通り走るのがとても速いです。(時速50km/h!)
静かで落ち着いた性格と言われていますが、動く物体を獲物と捉えて俊敏に追うサイトハウンドの特質も備えています。
毛色:ブルーとブラウン(チョコレート)とこの色調の毛色を除いた、あらゆる毛色の組み合わせが許容される。
サイズ:大型犬
ジャーマン・スピッツ・ミッテル
– German Spitz Mittel
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日本スピッツと見た目がそっくりな「ジャーマン・スピッツ・ミッテル」。日本スピッツの原種ともいわれます。
黒や茶などのいろいろな毛色がありますが、白だと日本スピッツとほとんど見分けがつきません。
活発ですが、注意深く忠誠心が強いので番犬に向きます。物覚えもいいのでしつけがしやすいとも言われます。
毛色:ブラック、ブラウン、ホワイト、オレンジ、グレー、その他の色。
サイズ:小型犬
白い犬はシャンプーが大変?
「白い車は汚れが目立ちやすい」と言われたりしますが、白い犬はどうでしょうか?
以下、我が家の例(=日本スピッツの場合)です。
お散歩中に出会った人に「お手入れ大変でしょう?」と言われることも多いのですが、実はそうでもないんです。あんまり手入れしなくても意外とキレイに保ってます。
普段はお散歩終わりにウェットシートで拭いたり、たまにブラッシングしたりするくらいです。シャンプーは月に1回程度で大丈夫です。
逆に、飼い主からみると「あーちょっと黄ばんできたなぁ」と思うときでも、他の人からは「まぁ!真っ白でキレイねー!!」と言われることも多いです(笑)
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白い犬は神様の使い?
古来から日本では白犬を「神様の犬」として崇めてきた歴史があるそうです。
日本の神仏に関わる伝承に登場する犬は、白犬のことが多いです。
そういえば「もののけ姫」もモロの君(=犬神)も白犬ですね。(狼?)
スタジオジブリの最新作ですうそです。
【もののけ姫?】愛犬を初めての川遊びに連れて行ったらモロの君になりました。
👉 https://t.co/s8fHkEXiHx#もののけ姫 #PrincessMononoke#モロの君 #ジブリ#日本スピッツ #JapaneseSpitz pic.twitter.com/bxn5Jgqxe2— 日本スピッツ ちぃ。 (@chi_spitz) August 1, 2020
神社が祭事に使うのは「白馬」ですし、稲荷神社は「白狐」を崇めています。白蛇も縁起が良いとされますよね。
古くから日本では「白」を特別な色として認識していたのかもしれません。
「白い犬を飼ったら赤ちゃんができた」というジンクスもよくあるようです。
犬は多胎なので、安産の象徴でもあります。
白い犬を飼うといいことがあるかもしれませんよ😆
おすすめの白い犬種は?
白い犬をいろいろと紹介してきましたが、いかがでしたか?
小型犬から大型犬まで様々な犬種がいて、性格や飼いやすさも様々ですね。
白い犬を飼おうと考えている方の参考になれば幸いです。
その中でも「おすすめの白い犬種は何ですか?」と問われれば、
もちろん日本スピッツです!(どーん)
日本スピッツはかわいいし、ふわふわで柔らかいし、小型犬であまり吠えないので室内犬にも向くし、賢いのでしつけもしやすいし、かわいいし、目鼻立ちもはっきりしていてかわいいし、なによりかわい以下略
おしまい。
※ コモンドールなどの犬種を掲載しているサイトもありますが、アイボリーやクリーム色の被毛犬種は入れませんでした。あくまで白にこだわりました。
※ 写真もがんばって探しましたが、犬種間違いがあったらごめんなさい。(とくに珍しい犬種)
※ 性質は一般的にいわれている犬種の傾向を掲載しましたが、どの犬種も個体差は大きいと思います。
※ 毛色はジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種スタンダードの記載をしています。
※ サイズは一般的な体重による区分を使用しています。